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2018/04/25

日本茶のこと

二十九、嗜みの時を新茶で・・・。

一息つく嗜みの時間。

皆さん、旬のものって意外と口にしていませんか?

いちご、筍、蕗の薹、そして間もなくジャガイモなどです。

スイーツ系はいちごが中心となりますし、

筍ご飯も和食系レストランで見かけます。

ちょっと良い料亭など蕗の薹を前菜で提供してくれたりと・・・。

でも、新茶を淹れる方っていらっしゃいますか?

先日同級生がお茶を買いに来てくれましたが、奥さんのお母さまに頼まれてとのこと。

わざわざ意識して飲まないと言っておりました。

これには急須がないことが影響していると思います。

全て揃えても4,000円以内。

そうなんです。

茶葉、茶缶、急須・・・これらを揃えても4,000円以内で収まります。拘らなければ3,000円以内でしょう。

過去800年の日本茶文化で最大のブームの現代です。

挑戦(?)するには最適の時代ではないですか?

日本茶のティースタンドが乱立して来ている中、

足を運ぶお客様は増えて来ても、家庭で淹れる方が増えて来てるとは思えません。

(実際、増えてはいないでしょう。)

そして、茶葉を淹れるって、

焼き物の急須で淹れるのが一番美味しく淹れられますよ!!!

と思っています。

色々なスタイルでお茶淹れをされる方やお店がありますが、

見た目をオシャレ!に重きを置くことにより、

失われる物もあるのかな?とちょっと思います。

大昔から茶と共に存在し継承されている急須と言う文化が他の物で本当にまかなえてしまう、補えてしまうのであれば現代では無く、遥か昔に失われていると思います。

旬の物、新茶を急須で淹れ、

一息つく嗜みの時間をすごしてみては。

 

皇紀2678年 平成30年 4月25日

東京神茶皇園 代表 河村皇志

 

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