2018/04/12
二十一、300年先を見据えて・・・。
仙霊茶!いにしえの味・・・
初めて聞いた茶の名でした、仙霊茶。
兵庫県 神崎郡 神河町にその茶畑があります。
実は頂き物です。
こういったレア物、希少茶には非常に興味があります。
しかしこの仙霊茶、レア中のレアでしょう。
ちょっと長い組合名。様々な方が支援してます。
『神河町お茶園継業セットアッププロジェクト有限事業責任組合』
実は数年前に失われつつあった茶畑を若い世代に継がせたいと言う想いがあり、
茶業関係者はもちろん、地元大学、信用金庫地域創生部、バス会社なども連携してこの仙霊茶復興のための支援をしていくと言う事のようです。
神河町は300年の歴史を持つ茶産地です。
1716年に茶の木が植えられたのが始まりで、
1725年、京都・宝鏡寺より『仙霊茶』の名を賜ったそうです。
歴史と由緒のある日本茶文化の一つであると言えるでしょう。
1,000mクラスの山々に守られているため、
無農薬での栽培が可能の産地です(標高が高いと虫が寄り付きません。)が、
『自然のままの、いにしえの味』をコンセプトとしているこの組合では、
地域の特性を生かし、無肥料、自然栽培と言う所にもこだわりを持っているようです。
素朴そのもの。
自然栽培と言うこだわりの中では、
収穫量や味に安定がないものの、それこそが作物の本来の姿である!
そうかも知れませんね。そして、
飲むたびに300年前の自然な味わいや、いにしえの風景が目に浮かぶ・・・そんなお茶になれれば幸いです。
ともありました。引用させて頂いております。
個人的には、茶葉の見た目は番茶のようであり、
淹れたお茶も濃厚で深み、甘みのあるお茶だと感じることは出来ませんでしたが、
香りよくスッキリと味わいで飲みやすさと安心感はありました。
いにしえのお茶 仙霊茶・・・、
300年前の人々が飲んでいたお茶として、またその歴史や風土を感じるお茶として守り継いで頂きたいと感じました。
皇紀2678年 平成30年 4月12日
東京神茶皇園 代表 河村皇志