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2018/04/05

日本茶のこと

十七、子供 OK!妊婦さん OK!『三年番茶』

そもそも番茶って?

皆さん、番茶って聞いてことがありますか?☝

簡単に言うと低級とされるお茶を指します。

煎茶や深蒸し茶は”新芽”を摘むのに対し、☟

番茶は成長しきった厚く大きい茶葉やその茎を製茶したものです。

茶葉は日を浴びるほどカテキンを多く含むようになり、渋みも増し、

色は薄く、味も良いと位置づけされるものではないと認識しておりますが、

そんな番茶でも時々飲むと美味しく感じたりします。

今回は少し前にメディアでも取り上げられ話題となった番茶のことです。

三年番茶!

文字通り完成するまで三年の期間を要します。

通常のお茶の製造工程は、

摘む→蒸す→揉む→乾燥→火入れ と言う工程ですが、

三年番茶は、

摘む→天日干し→醸造(三年)→火入れ と言う工程となっております。

決定的な違いは『醸造』つまり発酵と言うことでしょう。

三年と言う長きに渡る発酵期間により、それまでの番茶からその成分に大きく変化がおきます。

誰でも安心・・・。

カフェインやタンニンと言った成分が抜け、

子供や妊婦さんでも安心して飲むことが出来るようになります。

またデトックス効果、体を温めてくれる効果、便秘改善など女性には嬉しい作用が多く見られます。

一時的ではありましたが流行りものになった理由はここですね。

これだけ語っておいて、三年番茶は実際に飲んだことがありません!

近々三年番茶のレビューをしてみたいと思います。

そして、番茶には色々な飲み方が昔からあります。先人達の知恵ですね!

その辺りも是非、ご紹介させて頂きたいと思います。

 

※余談ですが、茶葉は発酵していく過程で『発酵菌』などを必要としません。

葉が持つ酵素のみで発酵していきます。

さらに余談ですが、

東北地方では『番茶』と言うとほうじ茶と認識されるそうです。

 

 

 

皇紀2678年 平成30年 4月5日

東京神茶皇園 代表 河村皇志

 

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