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2018/03/16

日本茶のこと

四、今年の八十八夜はいつ?

立春から数えて88夜

♪夏も近付く八十八夜~

こんな歌を耳にしたことがあると言う方もいらっしゃるかと思います。

八十八夜とは立春から数えて88夜(87日後)のことです。

新茶の時期になるとメディアでもこの話題が少なからず出ますが、

現在過去800年で空前の日本茶ブーム・・・

今年は今まで以上に盛り上げて頂きたいです。

今年の八十八夜は5月2日、

毎年GWは休みがないのが茶業界です。

実はお茶屋さんが作ったもの?

実はその茶葉は八十八夜その日に摘んだ茶葉ではなく、

その1週間~10日前に摘んだ茶葉を製茶し、一斉にこの日から販売を開始します。

製造工程上、八十八夜5月2日に摘んだ茶葉をその日から販売することは不可能です。

この八十八夜はお茶屋さんが、旬のもの・・・

つまり新茶をより多くの方に飲んでもらいたいと言う茶商人の想いから出来た言葉だと言われております。

想いが茶商売に繋がったと言うことかなと感じました。

では何故新茶を淹れる?

この八十八夜の新茶は『無病息災』を願う延命茶とも言われ、

昔から大切な方に贈るお茶としても利用されているからです。

この時期のお茶こそ是非飲んで頂きたいお茶です。

春の温暖な気候で育ち、日差しをたっぷり浴びた若葉は栄養価が高く、

新葉の香りを感じる事が出来ます。

この八十八夜の新茶は高級茶だと断言致しますが、

全国的にお求めやすい価格帯で皆様足並みを揃えてくれております。

一つだけ付け加えさせて頂くと、

4月中旬には新茶が販売されます。

これを毎年『大走り』と言い、九州エリアを中心にいち早く摘まれる茶葉です。

狭山茶は毎年この八十八夜を少し過ぎてからの摘み取りになることが多いです。

 

 

 

皇紀2678年 平成30年 3月16日

東京神茶皇園 代表 河村皇志

 

 

 

 

 

 

 

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