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2018/05/09

日本茶のこと

三十六、『水で淹れるために作った深蒸し茶』

水出し茶のこと

これからの暑い時期、

お茶好きには水出し茶が欠かせないでしょう・・・。

いつも淹れているお茶でも美味しく淹れることが出来るとは思いますが、

ちょっと物足りない・・・

もう少し濃くても良いかな・・・と感じた事は御座いませんか?

それもそのはず、

もともとお湯で淹れるために製茶されたお茶、

水で淹れるために製茶したわけではないんです。

そこで夏季限定で、

【水で淹れるために作った深蒸し茶】を製茶致しました。

水出し茶は濃くないと・・・

 

濃くないと美味しさを感じずらいと考えております。

当然温度が高い方が良く溶け、

茶葉の成分をより多く抽出デキるでしょうし、

香りも立ちやすいです。

今回の水で淹れるために作った深蒸し茶は、

お湯で淹れる事で引き出される茶葉の良さを水で可能にした茶葉です。

写真から見て分かる通り・・・

この色、

水で抽出しております。

茶葉の内容は?

こう言った事って言って良いんですか?と伺ったんですが・・・

『全然いいよ!』と即答でした。

  • 萎凋した茶葉を合組(混ぜる)することで香り高くする。
  • 茶葉の形状が細かい物(粉茶や芽茶など)をまぜる。
  • 茎を敢えて入れる。(甘みと香りを引き出すため)
  • 粉末茶や抹茶は使わない。(深蒸し茶とは言えなくなる)
  • 上記を踏まえ、武州の火(狭山火入れ)で製茶する。

渋味成分カテキン(タンニン)は高温で抽出されやすいです。

うま味成分であるテアニンは温度に関係なくほぼ同量が抽出されます。

つまり、

渋味が極めて少なく、

うま味を引き出すお茶が水出し茶です。

 

先ずはご家庭にあるお茶でお試し下さい。

ちょっと物足りないかな・・・と感じたら是非、

『水で淹れるために作った深蒸し茶』を。

私はフィルターインボトルカークボトルを推奨してます。

見た目のオシャレさと使い勝手の良さは他のボトルにはないと・・・。

 

 

皇紀2678年 平成30年 5月9日

東京神茶皇園 代表 河村皇志

 

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