2018/04/03
十五、香典返しになぜお茶が?
生者と死者、この世とあの世の境
なぜ日本茶は香典返し、つまりお葬式で使われるのでしょう?
少し前もTVで話題になりツイッターでも騒がれましたね。(少し内容は異なりますが。)
多くの説がありますが、そんなお茶とお葬式にまつわることです。
諸説あるが・・・
- お茶が仏教と深く関わりがあり、献茶として仏壇にお供えとして使われていた。
もともとお茶は空海と最澄と言う僧が中国から持ち帰ったとされており、ここから日本国内での茶の歴史が始まった。
- 消耗品として軽い、価格帯が広くあり保存がきく。
日本茶は基本的には賞味期限が1年。
しかし実際は2~3年はもちます。これは5~7層にもなったアルミ製の袋に真空パックしているからです。
価格も喪主側の意向で、
『この価格内で抑えたい』と言うことであればお茶屋さんは対応できます。
- 誰でも飲む(☜ここはもう違うかも知れません。)
香典返しでお茶が多く用いられるようになったのは大東亜戦争後からと言う説もあります。
どこの家庭にも急須があり、茶の消費量最盛期の大正~昭和中後期であれば・・・こう言えるかもです。
- 茶の木は境界として使われていたため、生者と死者の境のお茶と言う意味。
茶が飲み終える頃には故人への悲しみも癒えることでしょう・・・と言う意味もあるそうです。
地方や風習によってその理由が異なることがあるかと思いますが、
この4つが主力説でしょう。
ただ、現代ではお茶をもらっても困るというかたも少なからずいらっしゃると思います。
飲むだけじゃないお茶の利用法!を知っていると、無駄になることがなくなるかもです。
そんな利用法を近々ご紹介致します。
皇紀2678年 平成30年 4月3日
東京神茶皇園 代表 河村皇志