2018/08/27
七十一、狭山茶って、お茶の無農薬栽培が難しい!?
茶匠 VS 大自然
お茶が好きな方なら気付いた方もいらっしゃるのでは!?
『狭山茶って無農薬や有機栽培のお茶ないの?』と。
全くないと言う訳ではないですが、
経済的な効果をもたらすことが出来る栽培量かと言うと、
それは、NOだと断言します。
今、各茶産地で無農薬!有機栽培!を謳っていますが、
三大銘茶である狭山茶がそれをしないのか?
疑問ですよね。(私は疑問でした💦)
はい、もうお答えします。
ヤラナイ!のではなく、
出来ない!と言った方が的確かも知れません。
(この答えには賛否両論あるかと思いますが、静岡や九州エリアのように出来ますか?と言うレベルで受け止めて下さい。)
お茶を栽培している『地形』
先ずは栽培している地形、場所に関係があると言えます。
山間か平地か・・・です。
実は標高がある程度ある山間でのお茶栽培では害虫が少ないんです。(全くのゼロと言う事はないでしょう。『山』ですからね。)
ほぼ平地で栽培する狭山茶は害虫が少なくありません。
そのため、多少の農薬に頼らざるを得ないのは事実です。
そして、
無農薬栽培を頑張っても回避し難い問題もあります。
自分は無農薬栽培をしていても、隣の茶畑(茶農家さん)が散布していたら・・・、
風で飛んで来ます。飛散による悲惨です!(笑)
☝この場合は悲惨はなさそうデス(‘ω’)
大きな壁としては上記二点でしょう。
そんな狭山茶ですが無農薬栽培では無く、
超減農薬を心掛け、
且つ、
品質の高いお茶を作る茶農家さんや茶匠さんもいらっしゃいます。
以前ご紹介させて頂いた、
『紫凋香 ほうじ茶』はドイツ本国の輸出許可を頂いております。(正式に届出し、許可を取得しております。)
つまり世界中どこでも輸出が可能と言うことです。(残留農薬基準において)
茶を栽培する自然環境に対して無理難題な事をするよりは、
持てる技術と経験を最大限に発揮した茶匠による作品!
これこそが、狭山茶!なんです。きっと・・・。
追記
ファーマーズマーケットでの勝手に内祝いの品を決めました!
当日を楽しみにして下さい。
皇紀2678年 平成30年 8月27日
東京神茶皇園 代表 河村皇志